公益社団法人生命保険ファイナンシャルアドバイザー協会 Japan Association of Insurance and Financial Advisors

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Web magazine“Present” 広報誌「Present」Web版

2021年8月号掲載

人見知りでも毎日誰かの役に立つことを意識して実直に活動すれば人は必ず見ていてくださる

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自他ともに認める人見知りで、営業には向いていないと言われた三浦さん。自分ができる活動をコツコツと積み重ね、お客様のお役に立ちたいという想いで活動し続けてきました。お客様から「長く働いてね」と言われるたびに気持ちが引き締まります。

三浦 佐江子 (みうらさえこ) さん

住友生命旭川支社ウェル泉支部
1969年2月5日生まれ。北海道旭川市出身。平成14年6月に募集人登録し、今年で勤続20年目。5年連続新人研修表彰に該当、リムラ国際継続率優秀賞(IQA)6回受賞。日の出クラブ入賞。
趣味:子供の頃から続けている演劇。家族:子供二人。血液型:O型。

「3カ月しか続かないだろう」と同情されていた

――金融関係のお仕事に30年以上携わられているそうですね

三浦 最初は消費者金融におりました。消費者金融はお金をお貸しするところなので、最終的には返済いただかなければなりません。経済的なご事情もあるかとは思いますが、そういった返済のために生命保険を解約されてしまう方もいらっしゃるわけです。そうしますと、お金も返済できずに病気になったり亡くなられたりして、残されたご家族が非常に困るというような場面に遭遇してきました。そのような現状を見て、生命保険というのは、経済的に苦しい人ほどかけておかないといけないものだと思ったのです。

――では、生命保険会社には前向きに入社されたんでしょうか

三浦 生命保険は大事だとは思っていましたが、営業をやるとなると話は違いました。前職をやめるタイミングでお誘いを受け、すぐに入社することになりましたが、家族や周りの友人たちからは大反対を受けました。というのも、私はひどい人見知りで営業なんかできないと思われていたからです。でも、生命保険営業は、お客様から感謝される流れが消費者金融とは真逆なんです。

――それはどういうことでしょうか

三浦 消費者金融は、最初にお金をお貸しするのでありがたがられますが、結局、返さないといけないのでのちには敬遠される存在です。生命保険営業は、最初は耳を傾けていただけなくて大変なこともありますが、いざというときには、お金が支払われてありがたいと思っていただける仕事なのだと感じています。お客様のお役に立てると実感できる仕事はそうはありません。お役に立つのは大変なご状況のときなので複雑な気持ちではありますが、そういうときにお客様を支えることができるこの仕事に対して社会貢献をしていると誇りを持つようになりました。

――新人時代から優秀な成績を収められていますが、どのような活動を?

三浦 新人の5年間で、営業の基礎ができたと思っています。私が所属していた部署はとても厳しいところでしたが、どちらかというと成績よりも活動内容を重視していました。成績をすぐに出すのは難しいけれど、何件訪問したか、アンケートは何枚いただけたかなど、活動すればどうにかなるものはきっちりこなそう、という気持ちでした。正直、前向きというよりは、怒られたくないなあという気持ちの方が強かったですけれど、活動の基礎は、この時期に出来上がったかな、と思っています。活動をきちんとクリアすると先輩たちが褒めてくれるのが嬉しくて、また頑張れるという日々でしたね。各社が出している活動の指標の捉え方はさまざまだとは思いますが、言われたことをきちんとやっておけば後々に成果がついてくるものなのかな、といまだに思っているので、与えられた指標は最大限にやると決めています。

――職域での活動はどうだったのでしょうか

三浦 あとでお客様から聞いたお話ですが、「あの営業の人はダメだ、3カ月しかもたないだろう、かわいそうだからアンケートくらい協力してやろう」と、皆樣が話されていたくらい、第三者の方からも営業としては向いていないように見えたようです。ですから、3年経ってもまだ通い続けている姿に、驚いたと言われました。「まさか、こんなに続くとは誰も思っていなかった」とよく言われます。

――入社1年目で所長になって新人との同行営業も増えたそうですね

三浦 採用した人と一緒に同行しても、自分の方が新人だと勘違いされることがしばしばでした。自分も新人とコツコツ活動することしかできなかったのです。ただ、お客様にお聞きすると、私の印象は悪くはないようでした。「三浦さんは、いつまでも慣れた営業ではない気弱さがあるから得している」、そう言われたこともあります。

――もう少し詳しく教えてください

三浦 そのお客様がおっしゃるには、慣れた感じの強気な営業の人だと、つい「戦ってやる、絶対に入ってやるものか」という妙な意地が芽生えることがあるのだそうです。三浦さんの雰囲気だと、話だけでも聞いてあげようかなと、つい思ってしまうのだと言われ、ホッとしました。私は私らしく、無理をして強気にしていなくてもよいのだなと思ったのです。そうやって周りの方にずっと助けられた営業生活でした。

――職域活動で工夫した部分は?

三浦 職域にいらっしゃる上司の方を大事にしていました。私が通っていた職域は、時間ごとに在席している方が違いますので、お話ししたい方がいたら、上司の方にその方がいらっしゃる時間をお聞きして、その時間にあわせて伺うというような工夫をしていました。また、一回の面談でご家族分の提案書を持っていくようにすることも心がけました。ご家庭に伺わせていただくときには、お子様とのコミュニケーションも大事にしています。お子様がなついてくださると、お客様も自然と打ち解けてくださるように思います。

――職域営業のコツを教えてください

三浦 特に通い始めのアンケートや提案など基本的な活動が大切だと思います。コツコツやっていると誰かが見てくれているものです。1件契約をいただくと、少しずつ職域でも信頼感が生まれてくるような気がします。そうして契約が増えていくのです。

――スランプになったらどうされますか?

三浦 活動量を増やす、という人が多いと思いますが、落ち込んでしまうとなかなか難しいですよね。そういったときには行きやすい方の所へ伺います。褒められて育つタイプ、と自覚しているので、「頑張っているね」、「いつもありがとう」と声をかけてくださる方の所へ行ってお話をすることで充電させていただきます。そうすると不思議と元気が出て、また頑張ろうと思えるのです。

親友の病気が保険営業への考え方を変えた

――縁故契約についてはどのようにお考えですか?

三浦 周囲に入社を大反対されたものですから、友達を勧誘しないと決めていました。当初は頼んで加入してもらうという意識が強かったのもあります。家族の生命保険については、私が入社したのをきっかけに、加入状況もわかったのでよかったとは思っていますが、兄には「いきなり家族に入ってもらって続くの?」と心配されましたね。

――お父様のご病気で介護保障の大切さを実感したそうですね。

三浦 母が中心になって、家族で父の面倒をみました。そのときに、介護する側の心身的な負担を実感しました。専門的なサービスに頼めば、そのような負担は減りますが金銭的な負担がありますよね。それらを実感したことで、介護保障の重要性を再認識することができました。

――ご友人に勧めるようになったきっかけはありますか?

三浦 親友が大病をして、保険が役に立ったときに考え方が変わりました。保険というつながりがなかったら、きっと一番つらい闘病生活をしている時期を知らずに、後から「実は病気をしてね」と知らされることになったと思うのです。でも、保険を契約してもらっていることで、大切な人の困りごとをいち早く知り、友人の私が保険担当者であることで、金銭面だけでなく、心の支えになることもできるのだと思いました。

――別のお知り合いの方ではお勧めしないことで後悔することもあったそうですね

三浦 趣味の演劇活動で知り合った劇団の方が病気になったときに「あの人、保険に入っていたの?」と聞かれました。その方の保険は扱っていませんでしたが、周りの皆が、私がきちんとしてあげているという認識でいた、ということに驚きました。知り合いだからと尻込みしていたら、お役に立てない、という想いを新たにしたきっかけです。そうは言っても、皆に保険の話ばかりするのもなんとなく嫌ですよね。でも、そういう気持ちを忘れないでいたから周りの人が話を聞いてくれたのかもしれないとも思っています。

――人の役に立ちたいという想いが強いのですね

三浦 保険だけではなく、人の役に立ちたいという気持ちは強いですね。生命保険に限らずお手伝い差し上げたいと思って相談に乗ることもあります。派手な営業のやり方ではないですけど、そういう小さな活動の積み重ねが、長い間勤め続けることができた秘訣なのかなと思っています。長く訪問させていただいたお客様で、最初のうち、お嬢様があまり保険に興味をもたれていなかったのですが、通い続けているうちに「お母さん、せっかくだから何か加入してあげようよ」とまで言ってくださるようになって、そういうふうにお気持ちが変わってくださるのが何よりの喜びです。

――通い続けるのは重要ですね

三浦 お客様から、「三浦さん、勤めてもう長いね。ずっと最後まで担当してよね」と言われると、お役に立って、お客様の最期に寄り添うことを許していただいているのだと思い、ありがたいです。いろいろな仕事があるけれど感謝し、感謝していただけると実感できる仕事は生命保険営業ならではですよね。だから、もっと社会貢献ができるようにJAIFAの活動も頑張っています。日々の活動は大変ですけど長く続けていきたいです。

応援メッセージ

お話ししてみると、その端々に丁寧さが感じられる三浦さん。相手を気遣いつつ、ご自身が伝えたいことをきちんと伝えられる絶妙なバランスはお見事です。お客様の気持ち的には、まだ保険の話を聞く段階ではなかったのに、雑談しているうちに気がついたら提案まで真剣に聞いてしまったということもありそうです。小さなことでも、「よかったな」「嬉しいな」という喜びを見つけることのできるお姿は周りの方々の明るい光になるのではないかと思いました。これからも趣味の演劇と両立されて、パワフルなご活躍を期待しております!

Interviewer

掛飛 まどか (かけひまどか)

慶應義塾大学文学部卒業後、大手生命保険会社のFP専門職として営業職員の活動をサポート。
退社後、生損保の販促ツールやデータ集の制作、執筆などの業務に携わったのち、2007年より独立。
保険分野にとどまらない執筆活動、親子や女性向けのイベントの企画運営、発酵の研究など、
『人とモノとバショをつなぐ』というコンセプトで活動中。

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