公益社団法人生命保険ファイナンシャルアドバイザー協会 Japan Association of Insurance and Financial Advisors

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Web magazine“Present” 広報誌「Present」Web版

2022年4月号掲載

初心者でもできるガーデニング

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4月からは「プライベートを充実させる!」テーマより第1回目は、これからガーデニングを始めようという方に向けて、覚えておきたいガーデニングの基礎知識をご紹介します。
庭やベランダで植物を育てたり、柵やレンガで飾って庭造りを始めてみませんか?

広がるガーデニングの世界

一般的にガーデニングというと、家庭内で行う園芸や庭造りのことをいいます。とはいえ、ガーデニングは庭や屋内だけで楽しむものではありません。植物の栽培を楽しむこと全般を、ガーデニングと呼ぶこともあります。

ひと口にガーデニングといっても、その世界はさまざまです。自分なりの理想的な庭造りをイメージしたり、それにマッチした花や鉢の選択、さらには植物を植えた後の手入れなども含めて楽しむのがガーデニングの醍醐味といえますね。

ガーデニングの意外な効果とは?

花や植物に接し、育てることで、心が癒やされる感覚を覚えるという人は少なくありません。ガーデニングには、「五感が刺激されることにより、感受性が豊かになる」「水や肥料のバランスなど、頭脳労働を通じて認知症予防になる」「土運びや植栽など庭造りによる運動効果がある」など、心身の健康維持に役立つ効果も期待されています。

欧米では医療や福祉の現場で園芸療法士が、ガーデニングを通して症状や状況の改善を目指す「園芸療法」を取り入れる例もあるようです。

はじめにすることは?

ガーデニングの場所、つまり植物を栽培する場所を決めます。ガーデニングというと屋外でと思いがちですが、庭やベランダのスペースが取れないときなどは、屋内でのインドア・ガーデニングという方法もあります。

屋外であれば、地植えや花壇に植えれば植物の育ちも良く、水やりの頻度も減らせます。ただし、土が植物に適した栄養を持つものでなければなりませんので、場合によっては土の改良から始める必要があります。あまり手をかけずに、ガーデニングを楽しみたいという人なら、鉢植えやプランターでの栽培が手軽です。

屋内なら、観葉植物などが育てやすいでしょう。ハーブなら料理などにも利用でき、室内のお好みの場所に置くこともできるのでおすすめです。

ガーデニングに必要な道具は

園芸ショップへ行くと、さまざまな道具があるので迷いそうになります。とはいえ、すべての道具を揃える必要はありません。最初は必要最小限のものを準備し、徐々に必要だと思うものを揃えていけば十分です。

ガーデニングに必要な道具類




● ハサミ 草花や小枝を切るのに使用。
直径1センチ以上の枝は剪定ばさみ
● のこぎり 2センチ以上の枝を切る時に。
片手で使えるコンパクトなもので十分
● ジョウロ
● 散水ホース
水やりには必須。
ホースは巻いて収納できるものなら移動にも便利
● 移植ゴテ
● スコップ
土を入れる、掘る、耕すなどに使用。
スコップの形状は剣先、角型がある
● ほうき
● ちりとり
落ち葉や花がらを掃除するときに使用。
ちりとりは庭用の物が便利
● ガーデングローブ
● ブーツ
● エプロン
汚れや棘によるけが、虫刺されから手足を保護。
エプロンは撥水性のある防汚仕様のものがおすすめ



便
● 土入れ 鉢やプランターに土を入れるときに
● 霧吹き コンテナ栽培の植物への水やりに
● ふるい 土や砂の粒を揃えるときに
● バケツ 土の入れ替えや土と肥料の配合に

植物選びのポイントは?

手軽にガーデニングを楽しむのなら、園芸店で草花の苗を購入して植えましょう。

春に植えれば夏から秋にかけて開花し、秋に植えれば翌年の春から夏にかけて開花します。植え付けや種まきは、その植物に適切な時期に植えるのがポイントです。時期を逃すと、うまく発芽しなかったり、根付かずに枯れてしまうこともあります。

植物の選び方については、毎年違う花を楽しみたい人は1年草・2年草、植替えの手間を省いて毎年同じ花を楽しみたい人は多年草がおすすめです。

育てる植物の難易度はそれぞれですが、観賞用の花以外にも、実をつける植物やハーブなどを育てれば、成長後に収穫する楽しみもあるでしょう。

多年草のハーブで耐寒性のあるものでしたら、初心者でもそれほど手間をかけずに簡単に育てることができます。

ハーブであれば、バジルやローズマリー、ミント、レモンバーム、ラベンダー等が一般的に育てやすいといわれています。

イタリア料理でもおなじみのバジルは「ハーブの王様」ともいわれ、トマトと一緒に植えておくと相性が大変良いので重宝します。たとえば、ミニトマトならベランダでも育ちますので、バジルと一緒に育て、食べごろになったら、それらを摘み、オリーブオイルをあえるだけで簡単にフレッシュサラダができあがります。ローズマリーは、爽快感のある香りですので、主に料理の香りづけや肉や魚貝の臭み消しに、ミントやレモンバームは、そのままフレッシュハーブティーとして楽しめるなど、ハーブには、さまざまな活用法があります。

自身で育てたものは愛着がわきますし、新鮮な植物を身体に取り入れることで、いつもの日常が少し贅沢に感じられるのではないでしょうか。

植物の種類と開花時期の一例

種 類 開花時期 特 徴
1年草
2年草
メランポジウム 4〜11月 高温多湿に強くよく育つ人気の花
コスモス 5〜11月 日当たりが良いとよく育つ丈夫な花
ストック 10〜5月 寒さに強く香りがあることで人気
アグロステンマ 5〜6月 比較的丈夫で可憐な花を咲かす
ジニア(百日草) 6〜11月 暑さに強く炎天下でもよく咲く
オルラヤ 4〜6月 レースのような可憐な花で人気
多年草 ジギタリス 5〜7月 ラッパ形状の花を咲かせる
ストケシア 6〜9月 耐寒性・耐暑性がありよく育つ
ガーベラ 4〜10月 春と秋によく咲き育てやすい花
シャクヤク 5〜6月 花の形がバラに似て人気の花

ガーデニングの土と肥料について

【土について】

植物は、適度な保水力があって排水・通気性が高く、栄養分を保持できるものを好みます。また、土壌の酸性度も生育に影響を与えますが、一般的には弱酸性(ph 5.5〜6.5)の土が向いているといわれています。

また、園芸用の土には鉢や花壇に利用する基本的な土である「基本用土」と、排水性・通気性を高めるための「改良用土」があります。

主な園芸用土の種類

種 類 特 徴
基本
用土
黒土 軽くて有機物を多く含む火山灰土。
保水性が高く栄養分も保つ力も高い
赤玉土 弱酸性でほとんどの植物に利用できる。
通気性・保水性・保肥性が高い
改良
用土
堆肥 樹皮と鶏糞・牛糞を混ぜて発酵させたもの。
通気性・排水性が高い
腐葉土 有機物を多く含み微生物を活性化させる。
通気性も高く堆肥のようにも使える
軽石 通気性・保水性が高く、鉢底の石として使われることが多い

【肥料について】

植物に不足する養分を補うのが、肥料の役割です。中でも大切なのが「チッ素」「リン酸」「カリウム」で、三大要素といわれるほどです。植物の種類などに応じて変わりますので、肥料を購入する際には、これらの配合割合を見てから決めます。

肥料はすべての植物に必要なものではありません。また、量をやりすぎると植物を弱らせて腐らせる原因にもなります。肥料が必要な植物と与える時期や量がポイントです。

肥料の与え方

元 肥
(もとごえ)
追 肥
(ついひ)
植物を植えるとき、土に混ぜて使用する。鶏糞や落ち葉などを発酵させた有機肥料が適する 元肥の効果が薄れた頃、補うために与えるもの。液状・粒状の化学肥料が使われることが多い

水やりのコツは?

植物の育成に欠かせないのが水やりです。中でも鉢やプランターなどで栽培するときには、土が乾いてしまうと根が水分を吸い上げられなくなり枯れてしまいます。乾いているなと思ったら、土にたっぷりと水やりを施しましょう。庭などに地植えの場合は、根が定着した後であればそれほど心配はありません。

また、植物の種類によっては、それほど水を必要としないものもありますので、どの程度の水やりが必要か事前に把握しておくことが大事です。

水やりのポイント

鉢・プランター 地植え
土の表面が乾いたら水やりするのが基本。水が、鉢底から流れ出る程度までたっぷりと水を与えるのがポイント 夏場など、日照りの強いときは植物も元気がなくなりがちに。様子を見ながら朝夕に、ホースを使ってたっぷりと水やりをする

注意すること

植物が育つうえで欠かせないものといえば、水のほかに日光です。

植物によっては、日陰で育つものもありますし、日差しが強すぎると葉が焼けたり、枯れてしまうものもありますので、育てる場所に適した植物を育てるのがガーデニングを成功させるコツです。

また、季節によって発生する虫対策も必要となります。ガーデニングに虫はつきものですが、虫の繁殖を防ぐためには、鉢受け皿等に水が溜まらないように定期的にチェックするようにします。ハーブには虫除け効果があるといわれる植物もありますので、それらを検討してもよいかもしれません。

ガーデニングは誰にでも楽しめる

ガーデニングは、完成度を高めようとすれば、お金も時間もかかり、大がかりなものになってしまいがちですが、それほどお金をかけなくても、ペットボトルをDIYしてプランターを自作したり、木材やレンガを活用したりして、工夫次第で素敵な庭造りが無限大に広がります。

ガーデニングで植物と触れ合うことは、心地良く癒される時間を与えてくれます。

自分流のガーデニングスタイルを暮らしに取り入れて、4月からの新生活をリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。

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