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Web magazine“Present” 広報誌「Present」Web版

2023年9月号掲載

インフレでお金の価値が目減りする?

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インフレに弱い資産と強い資産がある

物価上昇に歯止めがかかりません。総務省「消費者物価指数」(2023年5月分)によると、変動の大きな生鮮食品を除いた指数が104.8で、前年同月比で3.2%上昇しています。2022年4月以降、消費者物価指数の前年同月比は毎月2%を超えて上昇しています。

物価が上昇する「インフレ」は、お金の価値が下がることも意味しています。

たとえば今、近所のお店でりんごが1個100円で売られていたとします。このりんごがインフレによって年2%値上がりすると、1年後は102円、2年後は104円…と値上がりしていきます。

今、100円を持っていれば、このりんごを買うことができます。しかし、100円を大事に持っておいても5年後にはりんごを買うことはできません。5年後のりんごは、110円するからです。

このことをお金の側から考えると、お金の価値が目減りした、といえるのです。

インフレによるお金の目減りを防ぐには、物価の上昇率以上にお金を増やす必要があります。現金や銀行の預金は、インフレに弱い資産です。現金で持っていても増えませんし、大手銀行の普通預金の金利も年0.001%(2023年7月時点)で物価ほど増えないからです。

反対に、これからインフレが進むのであれば、インフレに強い資産を持つことで、資産の目減りを防ぐ期待ができます。

インフレに強い資産には「株や投資信託などの有価証券」「不動産や金などの実物資産」「外国債券などの外貨建て資産」などが考えられます。いずれも、インフレに合わせて価格が上昇することが見込めるからです。預貯金の一部をこれらの資産にシフトすることで、インフレ対策につながります。

インフレに強い資産のなかで、もっとも手軽に投資できて、値動きと上手く付き合う「長期」「積立」「分散」投資がしやすいのが、投資信託です。

投資信託は、投資家から集めたお金を運用の専門家が投資する金融商品です。株、外国債券、不動産(REIT)、金など、インフレに強い資産を組み入れるものが多いので、インフレに強いというわけです。

お金を守り、増やすためにも、インフレに強い資産を活用してはいかがでしょうか。

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